ソシャゲの悲しみ。「星のドラゴンクエスト」というゲームアプリが面白い。
配信3日後の今日には、オンラインのパーティーでキングレオと死闘を繰り広げられる。
勝った時の達成感はひとしお。そのままどこまでも行けるような気になる。
しかし、このアプリはソーシャルゲーム。最大の敵は「ガチャ」である。
さて、アプリ「星のドラゴンクエスト」が売り切りのコンシューマーゲームだとしたら、このソフトにいくらまで支払うだろうか。
4千円?それとも6千円?
また、3DSなどのハードを買ってまでプレイしたいと思うだろうか。
私は二の足を踏む。
実際にプレイしてその面白さを実感してなお、お金を払う段になって考えてしまう。
これがソシャゲとなると「レアアイテムを手に入れるため」と理由が付いて、10連ガチャを1回、2回と回すことになる。
レアアイテムを持てる幸せが欲しいがあまり、気付けば5万円ほどガチャに費やしてたりする。
そういった過度にお金を払ってくれる一部ユーザーがいるので、誰もが無料でプレイ出来る。(二の足を踏まずに済む)
つまり、ガチャのシステムのお蔭で私たちはプレイ出来ている。ガチャは素晴らしい。
そう言って、話を終えられれば良いのに。
ゲーム自体が面白くて、純粋にプレイするだけで楽しめる作品の場合、ガチャはどうしようもない存在になってしまう。
例えるなら、絶対に倒せないラスボスのような存在。
好きなゲームだから遊び切りたい。骨の髄までしゃぶりつくしたい。そんなコアなゲーマーが持つような欲望は叶えられることはない。
プレイヤーが幾ら札束で殴ったところで、ガチャという敵は倒せないのだから。*1
良ゲーであればあるほど、残念としか言えない。その作品は深い悲しみ包まれる。